胃の粘膜に感染し、胃潰瘍や胃がんを起こすヘリコバクター・ピロリ菌の病原たんぱく質が、血液により全身に運ばれることが分かった。京都大と東京大、神戸大などの研究チームがピロリ菌に感染した胃がん患者の血液を…

厚生労働省は12日、介護人材の確保に向け、介護事業所の業務負担の軽減策を話し合う有識者検討委員会の初会合を開いた。事業所が作成する業務文書の量を半分に減らすことや、介護ロボットを活用して生産性を向上さ…

2017年度末に廃止される「介護療養病床」をめぐり、厚生労働省は15日、入院患者の行き先となる新たな施設の在り方をまとめ、有識者検討委員会に提示、大筋で了承を得た。病院の敷地内に有料老人ホームを設けて…

人工多能性幹細胞（iPS細胞）を使って重い心臓病を治す心筋シート移植の実用化に向けて、大阪大学の教授らが2016年度中に、臨床研究を国に申請することが分かった。研究ではiPS細胞を心筋細胞に変化させて…

2015年に生まれた日本人の赤ちゃんは100万8000人で、5年ぶりに増加したことが、厚生労働省が1日付でまとめた人口動態統計の年間推計で分かった。30歳代女性の出産が目立ち、全体の出生数を押し上げた…

日本郵政が大阪北逓信病院（大阪市北区）を3月末に閉鎖することが6日、分かった。同社は赤字が続いている病院事業の整理を進めており、他の逓信病院の売却も検討する。大阪北逓信病院は老朽化しているため、事業譲…

政府は2020年東京五輪・パラリンピックに向け、公共の場での禁煙・分煙を法制化する方針を固め、「受動喫煙防止対策強化検討チーム（仮称）」を設置して制度設計に着手する準備に入った。座長には杉田和博官房副…

化学及血清療法研究所（化血研、熊本市）が承認外の方法で血液製剤を製造していた問題で、厚生労働省は8日、医薬品医療機器法（旧薬事法）に基づき、過去最長となる110日間の業務停止命令を出した。これまでの最…

子どもが医薬品を誤って飲み込む事故の防止策を検討していた消費者安全調査委員会（消費者事故調）はこのほど、子どもの力や知識では開けにくい「チャイルドレジスタンス（CR）」包装容器の導入が不可欠との最終報…

内閣府消費者委員会の専門調査会は12月24日の会合で、医師が行う脱毛や薄毛治療、しみ取りなどの美容医療について、特定商取引法に基づくクーリングオフの対象に追加するよう求める最終報告書をまとめた。今後開…

厚生労働省は、車いすなど障害者が使う「補装具」のレンタル費について、障害福祉サービス給付の対象とする方針を決めた。現在は購入にだけ支援しているが、レンタルも対象に加え、障害者の自己負担を軽減する。20…

政府は12月24日午前の臨時閣議で、安倍政権が重視する「1億総活躍社会」の実現に向けた施策などを盛り込んだ2016年度予算案を決定した。医療や年金など高齢化関連費用に加え、子育て世帯への支援が膨らみ、…

中医協は12月25日の総会で、2016年度薬価制度改革の骨子をまとめた。新たに販売される後発医薬品（ジェネリック）の価格を先発薬の原則6割から5割に下げるなど安価な後発薬の普及策強化が柱。16年度診療…

2016年1月下旬に第2回「健康経営銘柄」が選定される。第1回で選定された22社の平均株価はリーマンショック以降、TOPIXを上回る株価で推移。健康経営は業績向上を左右するとの見方も出始めた。その推進…

人口10万対医師数は244.9人、最高は京都府厚生労働省は12月17日、医療従事者の届け出数を集計し、公表した。調査は2年ごとに実施。それによると2014年12月31日現在における全国の届出「医師数」…